ダビデ David 2004 7 5

 アメリカでは、イラク戦争やベトナム戦争のことが大きな話題になっています。
日本も、太平洋戦争というものがありました。
この戦争で、日本は、貴重な人材を、数多く失いました。
 このように、戦争というものは、
短期的に見れば、勝てると考えて決断するのでしょう。
しかし、貴重な人材が失われることを考えると、
戦争は、長期的には、損失です。
 それでも、戦後の日本は、
発展したではないかという指摘があるかもしれない。
それは、おそらく、歴史的に見れば、
日本は、「小さなダビデ」としての役割があるからかもしれない。
 歴史を振り返れば、このようなことがありました。
かつて、中国には、世界的に見ても、巨大な大帝国がありました。
日本は、その大帝国と戦ったことがあるのです。
近代では、ロシアとも戦ったことがあるのです。
 太平洋戦争では、負けたではないかと考える人もいるでしょう。
しかし、太平洋戦争を、「初戦」と考えると、見方が変わってきます。
かつて、ヨーロッパには、「百年戦争」というものがありました。
 戦争を、戦車とミサイルで行うと考える人は、固定観念が多い人です。
戦車とミサイルで勝っても、それは、一時的な記憶に過ぎないのです。
 たとえば、文化で勝てば、それは、数百年も残るのです。
「ルネッサンス」と言えば、誰でも、その芸術性をイメージできるでしょうし、
現在でも、人類は、ルネッサンスの記憶を共有しているでしょう。
 ほかにも、戦争の手段は、経済でも、科学技術でもよいでしょう。
21世紀は、科学技術の時代と言えるでしょうから、
科学技術という戦争で、考えてみては、どうでしょうか。
 もちろん、科学技術だけでは、単なるアイディアで終わってしまいます。
正確には、「科学技術と生産技術」です。
科学技術と生産技術が融合した「総合的な技術力」のことです。
 「小さなダビデ」
日本語に訳すれば、「柔よく剛を制す」かもしれない。
(お知らせ)この文章は、過去の文章を再構成したものです。
















































































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